【簡単!高校生の朝ごはん①】いなりずしなら15分でできる

忙しい朝でも!“詰めるだけ”のコスパ朝ごはん
朝って、戦場みたいな時間です。
自分の準備に子どもの支度、洗濯機の音が回るなかで
「朝ごはんどうしよう…」
と冷蔵庫をのぞくって、体も頭の中もフル回転。
そんなわが家の“朝の味方”が、市販の味付きいなり揚げと酢飯でつくる「いなりずし」。
ツナや炒り卵、白ごまなど、家にあるものを混ぜるだけで、あっという間にアレンジ完成。
前の晩に仕込んでおけば、朝は出すだけでOK。
材料費は300円台。手間も少なくて、お財布にも優しい。
そんな朝の戦場に優しい“応援ごはん”です。
高校生男子よ、なぜ食べない?
うちも高校生の息子は、理由も特になく朝ごはんをあまり食べませんでした。
おにぎりもパンも出してみたけど、手をつけない日が続き……心配になって、ある朝、思い切って聞いてみました。
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ねぇ、朝ごはん食べないのはどうして?
べつに…。
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会話しようよ、と思いつつも母は粘ります。
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朝になにかちょっと食べれそうなのは何?
……いなりずしぐらいなら、いいけど
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いいけどって、なんだ上目線め!とか瞬間思ったけれど、彼なりに食べたいものを考えていってくれたことをよしとしました。
実は、我が家にとっていなりずしは、大会とか模試とか縁起担ぎの時につくっていた、ちょっと特別ごはんです。
嬉しいとかがんばろうとかいう悦びと、ちょっと甘めのあげの旨さが印象にあったのでしょうか。
高校生に朝ごはんは必要?

最近は「朝食を抜く健康法」なども話題ですが、成長期の子どもと大人では、身体の仕組みも必要な栄養も違います。
子どもにとっての朝ごはんは「体をつくる材料」です。
朝に少しでも栄養をとることで、
- 集中力が保てる
- 疲れにくくなる
- 学校生活が安定する
というメリットがあります。
「朝はお腹がすかない」
「授業中にお腹が鳴るのがイヤ」
そんな理由も、たしかにわかる。
無理に怒鳴って食べさせても、
お互い、いい気持ちにはならないし、
長くは続かない気がする。
だから、
「これならいけそう?」
「いける、よし!」
そんな、ちょうどいい塩梅を探していくと、そこから、少しずつ変わっていくかもしれません。
材料と作り方(所要時間:約15分)
【材料】(12個分)
- 味付きいなり揚げ:12枚(市販品)
- ごはん:茶碗2杯分(300〜400g)
- すしのこ(粉末酢):大さじ1
- お好みで:白ごま、炒り卵、ツナマヨ、青じそなど
酢飯がいっぱい入っているのが好きならば、ごはんは500gに。
【作り方】
- 温かいご飯にすしのこを混ぜ、酢飯を作る。
- お好みで具材を混ぜる(ツナマヨ、白ごまなど)。
- 市販のいなり揚げに酢飯を詰める。
- 保存容器に入れ、冷蔵庫で保存。
※前日の夜に作っておけば、朝はそのまま出すだけ。
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あげに詰める前は、おにぎりの形にまとめとくと詰めやすいよ
最後に:朝ごはん、ちゃんとじゃなくて「ちょうど」でいい

朝は、バタバタして当たり前。
完璧な朝ごはんなんて、正直むずかしい。
でも、
「これなら食べてくれた」
「これなら私も続けられる」
そんな “ちょうどいい” ごはんがあると、朝の負担もちょっと軽くなります。
今回のいなりずしは、うちの高校生がめずらしく「食べてもいい」と言ってくれた一品。
たぶん、がんばる日の縁起ごはんとして、ちょっとだけいい記憶が残ってたのかもしれません。
まだ高校生。
もう高校生。
見た目は大人みたいでも、内臓はまだ子ども寄り。
朝ごはんも、“ちゃんと”より、“ちょうど”。
そんな実感を、今日もひとつ、増やせたらいいですね。
今日も、おつかれさまでした。